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根無草冒険手記

雑多になんか色々と

日に二度更新とか暇人だと公言している様なものだな

奴等は狡猾で、大胆な侵略者だ。
我等が大地を蹂躙し、瞬く間に奪い去っていった。

 

遍く全ての大地を、だ。

 

奴等の姿は我等に実に良く似ており、その判別には一部の、知識の有る者にしか出来ない程に精密精巧であり、多くの者にとっては違和感として感じる事すらも不可能であろう。
然し、我等にはその侵略者を打ち倒す術が無く、只静かに、自分達が死に絶えるのを待つ事しか出来ないのだ。

 

この文章を目にしてくれた者が、僅かでも我等に憐れみを感じる事が有るのならばどうか助けて欲しい。
あなた方にとっては容易い事であろうと思われるのだから。

 

憎き侵略者のその姿を収める事に成功したので、我等を助てくれるのであれば、是非共活用して欲しい。

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侵略者の名前は「タンポポ」だ。
だが、奴等は貴方の知っている普通のタンポポではない。侵略者のタンポポなのだ・・・

 

はい。何となくちょっと文章を語り口調で書いて見ましたが、季節柄もあり、今回は誰もが良く目にするタンポポのお話をちょいと。

 

上の画像のタンポポは、所謂「セイヨウタンポポ」と呼ばれている外来種であり、本来の日本に生えているタンポポでは御座いません。
セイダカアワダチソウと同じ外来種なのであります。

 

この外来種タンポポは、日本に古来より自生しているニホンタンポポと違い、繁殖力が強く、気が付くとあっという間に増えます。
ニホンタンポポは自己受粉が出来ず、必ず同じ種類の別のタンポポから花粉を貰わないと種が出来ないのですが、外来種の方は自己受粉が出来る為、根を張る事が出来れば確実に増えるという厄介な性質があります。

 

この為、気が付くとニホンタンポポの根が張れる場所が無くなり、結果として増えることが出来ずに消えて行くと言う事態になります。
それにしてもセイダカアワダチソウといいセイヨウタンポポといい、何故に海外の植物は他種を排除しつつ自分が増える術に長けているのだろうか。
※セイダカアワダチソウは根から周りの植物が育たなくなる除草剤のような成分を分泌し、自分だけが高々と成長し、他の植物から太陽光を奪って自分だけが増える。

 

見た目がそっくりの為、幾ら外来種とは言え可愛らしいタンポポを蹂躙と言うのは、余り気持ちの良いものでは無いかもしれませんが、日本古来のタンポポを守る為には、そうせざるを得ないでしょう。

 

因みに見た目はそっくりですが、微妙な差があるので見分け方を知っていれば判別はそう難しいものではありません。

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(上がセイヨウタンポポ。下がニホンタンポポ

ぱっと見、同じに見えますが、花の下の部分が広がっているのがセイヨウタンポポで、閉じて丸くなっているのがニホンタンポポです。
しかし最近は交配雑種が出来てしまっているようで、微妙に判断の難しいタンポポもありますけどね。

 

上の各画像は自宅の近辺で撮影したものなのですが、ニホンタンポポがなかなか見付からずに大変でした。
ただ、自宅近辺だと余り生えていないし、出先でちょっと気にして見ていても殆どがセイヨウタンポポなので、どうしてもニホンタンポポが無くなっちゃうかも!?とか思ってしまいますが、山の方に行くと逆転していて、セイヨウタンポポが全く生えておらず、ニホンタンポポが満開だったりするんですよね。

 

なので多分、ホントは絶滅してしまうような状況では無いと思います。
が、矢張り外来種ではあるので、取り合えず庭に生えているセイヨウタンポポは根こそぎ引っこ抜いて居ります。

 

しかし幾ら外来種だからと引っこ抜いて、其の侭にしてしまうのは流石にどうかと思うので、家の堆肥置き場に仕込んで、肥料として再利用させて頂いております。
無駄にしちゃ勿体無いですからね。